犬のデンタルケアで重要なのは「歯石を溜めない」こと。
歯石が付いたま何もしないと、歯周病が悪化し心臓や腎臓への細菌感染など、死に至る病気へのリスクが高くなります。
ですので、歯磨きやゼオカルphなどデンタルケア用品を使ったお手入れが、愛犬の健康維持には欠かせません。
歯石ケア商品が充実しているゼオカルシリーズですが、使い方によってはワンコに悪影響を及ぼす可能性があります。
この記事では
- ゼオカルphを使っての歯石ケアで注意すべきこと
- 歯磨きが苦手な子に向いている歯石ケア
について解説しています。
ゼオカルphは使い方は簡単で全身に使えるけど注意が必要！
ゼオカルphはデンタルケアや耳掃除、涙やけのケアなどワンコ全身のお手入れに使えるケア商品です。
ゼオカルphを使っての歯石ケアは「口の中にスプレーするだけ」という簡単な使い方です。
より効果的に使う方法として販売サイトでは、ガーゼや歯ブラシにつけて歯の表面をこすることを推奨しています。
ただし、ゼオカルphを使っての歯石ケアには注意すべき点もあります。
ゼオカルphをデンタルケアに使う時の注意点
ゼオカルphでデンタルケアする時には以下の2点に注意して使用してください。
- 慢性腎不全の犬には危険なので与えない
- デンタルケアには使わない
詳しく解説していきます。
慢性腎不全の犬には与えない
人間でも腎臓を患っている人は、アルカリイオン水を飲むことが危険とされています。
犬も人と同じように、腎臓に負担がかかるので、ゼオカルphを体内に入れるのは注意が必要です。
獣医師からは、アルカリイオン水の摂取による結石のリスクについて注意しています。
犬の体質などを考慮すると、普通の水道水に比べると結石を作りやすい環境を作る可能性があります。アルカリイオン水を与えてはいけないと言うわけではなく、効能を理解したうえで与えてください。
山田動物クリニック
副作用はないけど口に入れるのは注意が必要
ゼオカルphは一般に出回っているゼオライトとは違い、特許製法で製造されています。
使用されている成分には副作用となる物質は使用されていません。
副作用の心配はありませんが、個人的な意見としてゼオカルphはデンタルケアで使用するのはおすすめできません。
使用をおすすめしない理由は、ゼオカルphには微細な粒子が入っているという点。
説明書きにも使用する前に容器を振るとスプレーが詰まると表記があるので、ゼオカルphには粒子が大量に含まれていると考えられます。
犬は「うがい」ができないので、歯磨きしても口の中をすすぐことができず、口の中でスプレーしたゼオカルphは全て飲み込み、粒子を体内で溜め込んでしまいます。
蓄積された粒子がワンコへと与える影響を考えると、ゼオカルphを使用したお口のお手入れはおすすめできません。
デンタルケアや歯石ケアは、ペット用の歯磨きジェルなど、口に入れても安全なデンタル用品を使用してください。
ゼオカルphを使用して、歯石のケアをしても何も影響ないワンコもいますが、使用するなら口に入れないでお手入れできる「涙やけのお手入れ・皮膚のお手入れ」に使うの事をおすすめします。
歯石ケアするなら歯磨きが最も効果的
歯ブラシによる歯磨きがどんな歯石ケアよりも効果的なのは、物理的に歯垢や食べかすを除去できるからです。
人間が歯磨きをしないで、デンタルリンスやうがいだけで過ごしたら、2〜3日で歯の周りには歯垢がたまり口臭も酷くなります。
犬も同じで、歯磨きをせず「塗るだけ・舐めるだけ」のお手入れでは、歯垢や食べかすをしっかり除去できないので、十分な歯石ケアとは言えず歯垢がたまります。
犬の場合は人間の何倍も早く歯石化してしまうので、歯磨きによる歯垢の除去はとても重要となります。
歯磨きが苦手・嫌いなワンコには犬の好きな味の「歯磨きジェル」などを活用すると歯磨きの習慣が身につきやすくなります。ぜひ活用してみてください。
歯磨きが苦手なワンコにおすすめの歯石ケア
歯磨きが苦手なワンコや嫌いなワンコには、歯磨きの不安を取り除くことが歯石ケアの第一歩となります。
歯磨きが嫌いなワンコにおすすめなのが、嗜好性の高い「歯みがきジェル」
販売ページでは、歯磨きジェルを喜んで舐めて歯磨きしているワンコたちの動画が見ることができます。動画はコチラ→歯磨きジェル販売サイト
歯磨きジェルには口内環境を健康に保つ乳酸菌、口臭予防効果のあるカテキン、歯垢や歯石の付着を防止する卵黄粉末などが含まれており、効果的に歯石ケアができます。
「どうしても口を触らせてくれなくて、歯磨きができない」というワンコの助けになります。
詳しくはコチラの販売ページで詳細を確認してください。
まとめ
ゼオカルphはワンコの全身のお手入れに使える便利な商品ですが、歯石ケアや歯磨きなど口の中のお手入れには注意が必要です。
涙やけの改善や手足の洗浄など、被毛やお肌のお手入れには「ゼオカルph」を活用してみてください。
また歯石ケアや歯磨きには、飲み込んでも安全な「歯磨きジェル」を検討してみてください。
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