うちの子、口臭が強くなってきた〜もしかして歯周病?・・・
犬の口臭や歯周病はどうにか解決したい悩み。
歯磨きガムや歯ブラシを使ってお手入れをしていても、犬が嫌がったりして充分なお手入れってむずかしいですよね。
ですが、ヨーグルトを使うと簡単にワンコの口内環境を改善できるんです!
ヨーグルトが本当に犬の口のお手入れに有効なの?と感じるかもしれませんが、ヨーグルトに含まれる乳酸菌は歯周病菌や口臭の原因菌を抑える効果があります。
口臭予防・歯周病予防ができるメリットを活かせば、ヨーグルトを食べさせるだけでなく、歯磨きにヨーグルトを使ってより効果的な口腔ケアが自宅で可能になります!
この記事では「ヨーグルトを使うメリット」や歯周病の予防に効果的な「ヨーグルトを使った歯磨き」についてお伝えします。
犬にヨーグルトを使った歯磨きがおすすめな理由
ヨーグルトを使った歯磨きをおすすめしたい理由は2つ。
- 乳酸菌のはたらきで口内環境を改善できる
- 洗浄成分を使わず安全に歯磨きができる
おすすめな理由をそれぞれ説明していきます。
乳酸菌のはたらきで口内環境を改善できる
おすすめの一番の理由はヨーグルトに乳酸菌が多く含まれているからです。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌が、歯周病や口臭の原因菌の増殖を防ぎます。
善玉菌の乳酸菌のはたらきで犬の口内環境を改善するのです。
ヨーグルトの摂取は歯科医師も推奨しており、大学や大手製薬会社の研究では歯周病や虫歯の予防に効果のある乳酸菌の研究が進んでいます。
虫歯・歯周病を抑えるL8020乳酸菌を新商品に活用
引用:広島大学(研究成果)
腸と同じように、口の中にもさまざまな細菌がすんでいます。そこでも乳酸菌は善玉菌として活躍。虫歯や歯周病、口臭の原因菌が増殖するのを防ぎ、虫歯などにならないようにはたらきます。
引用:ビオフェルミン製薬研究所 調べ
乳酸菌のはたらきで歯周病予防・口臭予防ができる!のがおすすめの理由です。
洗浄成分を使わず安全に歯磨きができる
おすすめするもう1つの理由は、ヨーグルトは犬が食べても危険がないこと。
犬の歯磨きは人間と違って磨き終わっても、うがいをせずにそのまま飲み込んでしまいます。
ですので、歯磨きに使うものは安全性の高いものを選ぶべきです。
その点ヨーグルト(無糖・プレーン)なら食べさせても問題がありません。
犬の歯磨きに使う歯磨きシートや歯磨き粉は、安全性の高い成分を使用していますが、原材料を見ると、洗浄成分や香料や風味付けの添加物などが配合されています。
洗浄成分や香料、添加物による健康被害の可能性は低いのですが、愛犬の健康を考えるなら害のない安全なものを選んでいきたいですよね。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、犬の口の中にも存在している善玉菌ですので、体に害はなく安全!そして歯磨き効果も高めてくれます。
これが、ヨーグルトをおすすめする2つ目の理由です。
ヨーグルトを使った歯磨きの効果
- 歯周病の予防効果
- 腸内環境を整え、消化機能の向上、免疫力向上
まず1つ目は、歯周病の予防効果があります。
これは、ヨーグルトに含まれる乳酸菌の働きによるもので、乳酸菌が歯周病菌の増殖を抑えるからです。
2つ目は、腸内環境を整え、消化機能の向上、免疫力向上と健康的な体づくりに効果があること。
これは、ヨーグルトに含まれる善玉菌の働きによるもので、下痢や軟便の改善やアレルギーの症状緩和などに効果が期待できます。
乳酸菌の豊富なヨーグルトは、人間だけでなく犬の口内環境改善、腸内環境改善に効果的にはたらきかけます。
愛犬の歯磨きに上手く活用するには、いくつか注意点があります。参考にしてください。
ヨーグルトを犬に与える時の注意点
ヨーグルトは人間にとっては無害だけど、犬には有害になる場合もあります。
ヨーグルトの与え方や、犬が食べられるヨーグルトの選び方を解説していきます。
最初にヨーグルトを与える時は少しずつ
最初に少しずつ与える理由は、ワンコによって下痢や軟便になることがあるからです。
1つ目は、犬は乳製品に含まれるラクトース(乳糖)を消化吸収する酵素が少ないためです。
ヨーグルトは乳酸菌が乳糖の一部を分解して無害化するので、牛乳よりも下痢を引き起こすことは少ないですが注意が必要です。
2つ目として、初めてヨーグルトを食べる時は、腸内の菌のバランスが崩れてしまい下痢、軟便になる可能性があります。
3つ目は、アレルギーによる消化不良。
犬にも乳製品にアレルギーのある子がいます、最初は様子を見ながら食べさせましょう。
下痢や嘔吐するような時はヨーグルトを与えるのを止める判断が必要です。
ヨーグルトを食べることができないワンコには
ヨーグルトを食べると下痢をしてしまう、などヨーグルトを食べることができないワンコには、乳酸菌を配合した歯磨きジェル「ドクターデンタルワン」を使ってみてください。
ドクターデンタルワンには、3種類の乳酸菌のほかに、汚れの吸着・ブラッシング効果のある成分が配合されており、犬の口腔ケアに最適な商品となっています。
口に入れる商品なので安全面もしっかりしています。
- 中毒性リスクのある砂糖やキシリトールの不使用
- 製造は日本国内の工場で人間の製品と同じレベルの品質管理と安全検査を実施
- 放射性セシウムのチェック
- 衛生維持に使われる残留エタノールのチェック
- 細菌セットによる大腸菌やサルモネラ菌のチェック
- 購入ページには「ブタ・トウモロコシ・鶏卵など」と使用されている成分表記があり事前にアレルギー等のチェックができる
お腹の具合がデリケートなワンコの場合、ドクターデンタルワンでお口のお手入れをすれば、ヨーグルトを使った時と同じ効果が得られます。
ぜひ一度ご覧になってください。
公式サイト→ドクターデンタルワンを詳しくみてみる
食べすぎに注意!
ヨーグルトは栄養素が豊富なので食べ過ぎに注意が必要。
食べすぎてしまうと肥満の原因となります。
成犬の1日摂取量の目安は、犬の体重1kgに対して7g(大さじ1/2)。
子犬は、ヨーグルトに含まれている成分では成犬と比べても過剰摂取になりやすいので、体重1kgに対して5gほどを目安に与えてください。
犬に与えるヨーグルトの選び方
犬に与えるヨーグルトはプレーン(無糖)のものを選んでください。
飲むヨーグルトやフルーツが入ったヨーグルト、加糖ヨーグルトは犬に与えるには不向きです。
砂糖入りのヨーグルトは肥満の原因となるので避けるようにしましょう。
プレーンヨーグルトでも砂糖が入っているヨーグルトもあります、パッケージに書かれている原材料をよく確認しましょう。
絶対選んではいけないのは、キシリトール入りのヨーグルト。
キシリトールは犬にとって毒となり、中毒症状を起こし最悪の場合は死に至る可能性があります。
砂糖不使用、低カロリーのヨーグルトには甘味料としてキシリトールを使用しているものがあります。
原材料を確認してキシリトールが入っていないヨーグルトを選んでください。
犬におすすめのヨーグルト
原材料が生乳・乳製品のみで甘味料や添加物が入っていないプレーンヨーグルトです。
森永ビヒダスヨーグルト脂肪ゼロは低脂肪のヨーグルト!体重が気になる子におすすめです。
ヨーグルトで歯磨きするメリットとデメリット
ヨーグルトで歯磨きするメリットは
- 口臭対策や歯周病予防ができる
- 腸内環境が整う
- 消化機能の改善
それぞれについて解説していきます。
口臭対策や歯周病予防ができる
ヨーグルトに含まれる乳酸菌の働きにより、歯周病菌が増殖するのを抑える効果があります。
口臭の原因となる歯周病を予防できるので、結果として口臭が気にならなくなります。
また、歯磨きをすると歯石が付きにくくなり、乳酸菌の働き+歯磨き効果でより効果的に歯周病を予防できます。
腸内環境が整う
ヨーグルトに含まれる善玉菌は腸内環境を整える働きがあります。
腸内環境が整うと、下痢や軟便の改善だけでなく、免疫力の向上、アレルギー性疾患の緩和など健康面で様々なメリットがあります。
消化機能の改善
ヨーグルトには様々な酵素が含まれており、体内では消化・吸収・代謝の働きを助けます。
酵素は加齢とともに低下する消化機能や代謝機能をサポートするので、シニア期のワンコの健康をサポートします。
歯磨きでヨーグルトを使うと、口内環境だけでなく消化器官や免疫力に多くのメリットがあります。
ですが、ヨーグルトがワンコにとってデメリットになってしまうこともあります。
ヨーグルトを使うデメリット
デメリットととしてあげられることは
- 栄養価が高いので与えすぎると肥満になる
- ヨーグルトがアレルゲンとなる犬もいる
- プレーン(無糖)以外のヨーグルトは犬にはNG
ヨーグルトで歯磨きをするデメリットは、飼い主が注意すればすべて回避できます。
- 与える分量を守る
- 最初に食べさせる時は少量から
- 原材料を見て購入する
市販のヨーグルトは、犬用ではなく人間用です。上記の事に注意して使えばトラブルを回避できます。
より詳しいヨーグルトの選び方や与える時の注意点はコチラで確認してみてください。
デメリットを知って上手にヨーグルトを活用してください。
ヨーグルトを使った歯磨きは歯ブラシが苦手な犬におすすめ
おすすめの理由は、歯ブラシで歯が磨けなくても、ヨーグルトを着けた歯ブラシを舐めさせるだけで口臭予防・歯周病予防になるからです。
歯ブラシを喜んで舐めるなら「おいしいヨーグルトをもらって嬉しい!」と気分を上げながら、歯ブラシに慣れさせる練習ができます。
歯ブラシで歯を磨くことができれば、口臭予防・歯周病予防だけでなく歯石予防にもなります。
歯ブラシが苦手なワンコの練習に「ヨーグルト」おすすめです、試してみてください。
まとめ
- ヨーグルトに含まれる乳酸菌が口内環境環境を整え、歯周病菌・口臭の原因菌を抑制できる
- 歯磨きと一緒にヨーグルトを使うと、より良い効果が得られる
- 犬に悪影響のある成分を使用しないで歯磨きできる
- 肥満やアレルギーなどデメリットもある
- ヨーグルトは歯ブラシが苦手な犬におすすめ
歯磨きは歯周病予防や健康維持のために犬にとって重要なこと。ですが、自分では歯磨きができないので飼い主の助けが必要となります。
ワンコの歯磨きは、犬用の歯磨きシートや歯磨き粉を使うよりも、ヨーグルトを使った歯磨きのほうがメリットが多くおすすめ。
「ヨーグルトはプレーンを選ぶ」「与えすぎない」と注意点はありますが、ヨーグルトを使った歯磨きは歯周病予防、口臭予防に効果的なお手入れができます。
ヨーグルトが苦手なワンコには、ドクターデンタルワンで歯磨きするのも効果的ですので検討してみてはいかがでしょうか。
愛犬のお口のお供に→ドクターデンタルワン
コメント
ウチの子、乳歯の頃から、歯ブラシを口に入れることに慣れさせ、それからずーっと毎日歯磨きをしてきました。
しかも、ヨーグルト歯磨き!
ウチの場合、最初からヨーグルトを付けて磨こうとすると、美味しいからクチャクチャ食べて歯磨きしにくいので、水で歯ブラシをかけ、仕上げに歯にヨーグルトをまんべんなく塗り、ご褒美のように余ったヨーグルトを舐めさせていました。
おかげで、16才のMダックスは今、歯が全部残っており、口臭も歯石もなく、真っ白です。
動物病院で「こんなにキレイな歯は見たことない!」と褒められて、頑張って歯磨きに力を注いできて良かった〜と思いました。
もう1匹同じ年のトイプーもおりますが、その子も同様。
…って、ここまでは、歯磨きのみ誇れる、飼い主の自慢話でしたが、今、ここの所状況が変化!
目が見えなくなったからか、口に入れられる物にビビり、怖いのか(?)全力で拒絶し、歯磨きが出来なくなったのです。
トイプーも年をとって好き嫌いをハッキリアピールするので、歯磨きするよ〜と抱き上げようとすると、うーっと怒り、なんと、甘咬みではありますが、咬むといういけない方法で抵抗します。
トレーナーさんの話によると、犬も年取ると頑固になり、イヤイヤ期がやってくるのだそうです。
トイプーはなんだかんだで磨かせてくれるのですが、Mダックスには完敗です。すると1週間もヨーグルトのみあげて磨けないでいたら、歯垢が歯石になってきてしまいました。
そこで、ゼオライトや歯磨きジェルなどを使ってみようかと考え、ネットで情報を読みあさっています。
結論は、ゼオライト系は使わない!ヨーグルトは継続!歯磨きジェルは活用したい!と思いました。
しかし、ドクターデンタルワンを検索すると、歯垢は取れるけど、歯石には触れていません。
こちらの記事で毎日のケアは分かりやすく、参考になったのですが、歯石はどうしたらよいものか?…
病院で老犬の麻酔による歯石除去は避けたいし、他に歯石が取れやすいオススメはありますか?
長文をご精読頂きまして、ありがとうございます!