キュアペットで歯石は取れない！犬の歯石取りに効果的なお手入れを解説

キュアペットはワンコのお口の中の環境改善や口臭の抑制には効果がありますが、歯に付着した歯石を取ることはできません。

歯石を除去するには、強い力で割って剥がすか、歯科器具の超音波スケーラーなどを使用し削り取るしかありません。

もし歯石を溶かして取り除く薬品があるとすれば、歯石を溶かすくらいの強い溶剤となります。

口の中で使用すれば健康や安全が保証できない強い刺激があるので、愛犬の口に使用することは考えられません。

この記事では、犬の歯石取りについて、自宅で出来る効果的なデンタルケアを解説しています。

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歯石を取らないと歯周病になるので早めに処置をしよう

歯石が溜まってしまうと、歯石の内部では歯周病菌が増殖しやすい環境ですので、あっという間に歯周病が進行していきます。

最初は歯肉炎や口臭の悪化など軽度な症状ですが、歯周病が進行していくと歯槽膿漏となり歯が抜け落ちたり顎の骨折、さらに進行すると命に関わる重篤な病気のリスクも高まります。

歯石を溜めないことが何よりも大事ですが、歯石が気になったら早めに獣医師に相談してください。

歯石予防についてはこちらを参考にしてください。→自宅で出来る歯石予防

犬の歯石を取るには、人間と同様に病院での歯科治療で取り除きます。

犬は口を開けてじっとしていられないので、麻酔を使った処置になります。

麻酔で眠っている間に、スケーラーで歯石を完全に取り除き、仕上げに歯の表面についた細かい傷を磨きツルツルに仕上げます。

磨きの処置をすることで、再度歯石が付着しにくいように処置します。

犬の歯石取りは、人間と違い麻酔を使用した大掛かりな処置となり、ワンコの体に大きな負担をかけます。

また、高齢犬ですと麻酔のリスクも高くなりますので、自宅での歯石予防、日々のデンタルケアが重要になります。→自宅での歯石予防について

などの理由で、無麻酔で歯石を取り除くサロンやクリニックもあります。

ですが、無麻酔での歯石取りには

といった、デメリットしかありません。

人間でも嫌な歯の治療ですので、犬にとっては我慢できるわけがありません。

無麻酔で歯石取りをしたワンコの中には、口の周りを触るだけで怒るようになり、自宅での口のお手入れが全くできなくなった子もいます。

麻酔を使用しないので体に負担もないし、金銭面でも安上がりだからといって、無麻酔での歯石取りは安易に利用しないようにしましょう。

自宅でできる最も効果のある歯石予防は、毎日の歯磨きです。

歯磨きガムや噛んで歯みがき効果を狙ったおもちゃでは、歯垢を完全に落としきれずに歯石化が進んでしまいます。

ですので歯ブラシを使った歯磨きで、歯石の原因となる歯垢をしっかりとかき落とし、歯石予防をしていきましょう。

ですが、歯磨きが苦手な子や歯磨きが初めての子には最初から歯ブラシで歯磨きをするのは難しいこと。

歯磨きに慣れないうちは、歯磨きをサポートする「歯磨きジェル」「歯みがきガム」などのデンタル用品を活用して歯磨きに慣れさせていきましょう。

ワンコの好きな味や匂いのついた歯みがきジェルは、ワンコに歯ブラシを慣れさせるのに効果的。

おやつやご褒美をあげる感覚で、歯みがきジェルを歯ブラシにつければ、喜んで歯ブラシを口に入れるようになります。

販売ページでは、歯ブラシが苦手だったワンコが歯ブラシを喜んで口に入れる動画を見ることができます。→動画

また、歯みがきジェルは歯磨きができなくても、舐めるだけである程度は歯垢が歯に付着するのを防いでくれます。

無理やり歯みがきをするのではなく、歯みがきジェルを上手に活用して、徐々に歯ブラシに慣れさせる練習をしてみてください。

歯石を取り除くには、動物病院で麻酔を使用した処置が、確実に歯石を除去でき歯周病の予防となります。

ですが、歯石を取る処置は犬の身体に大きな負担をかけることになります。

愛犬の身体に負担をかけないようにするには、毎日の歯みがきで歯石を予防することが大事。

歯みがきが苦手な子には「歯みがきジェル」など歯みがきをサポートするデンタル用品を活用して、歯みがきの習慣化に努めていきましょう。