自宅で簡単にできる歯石ケア用品として、ゼオライトを配合した「歯磨き粉」「歯石対策商品」があります。
犬の歯石ケアに効果があると販売されていますが、危険と感じることが3つあります。
- 研磨剤として使用している歯磨き粉は歯周病を悪化させる可能性がある
- 強アルカリ性の商品は刺激が強く痛みを感じる場合がある
- 歯石を削り取る際に歯の表面に傷がつき歯石が再付着しやすくなる
手軽にできる歯石ケアでも、愛犬にとって危険であれば本末転倒です。
そこで、ゼオライトによる歯石ケアの危険性を踏まえた上で、安全に配慮した犬のデンタルケアについて併せて解説します。
安全なデンタルケアで歯周病を予防し、いつまでも愛犬に健康でいて欲しい方は参考になさってください。
ゼオライト配合の歯磨き粉の危険性
ゼオライト配合の歯磨き粉の危険性は、口の中にゼオライト(研磨剤)が残り歯茎の炎症を引き起こす可能性があること。
「うがい」ができない犬はゼオライト(研磨材)の大部分が口の中に残ってしまいます。
成犬の約8割は歯周病予備軍といわれており、口に残った研磨剤は歯茎の炎症を引き起こし、歯周病の進行を早めます。
ゼオライトは「食品添加物」なので安全性が高い、といった表記もありますが、口の中に残ってしまう研磨剤の影響を考えると、使用する際には注意が必要になります。
研磨剤の影響が心配な方は研磨剤を使用していない「歯磨きジェル」を活用してみてください。
ゼオライトを使った歯石ケアの危険性
歯石ケアにゼオライト商品を使う危険な理由として
- ゼオライト配合の歯石対策商品はpH10以上もある強アルカリの液体が多い
- 鉗子やスケーラーで歯の表面が傷ついてしまう
それぞれ解説していきます。
強アルカリ性の商品は刺激が強すぎる
pH値が10以上ですと、サンポールやキッチンハイターなど強アルカリ洗剤に近いph値。
強いアルカリ性の物質は、たんぱく質を溶かす性質があります。
たんぱく質を溶かすということは、口の中の粘膜を刺激し痛みを感じる場合もあるということ。
ゼオライトを使った歯石ケア商品のレビュー
ゼオライト配合の歯石取りに全力で抵抗するワンちゃん。その理由を知りたく飼い主が自らその商品を試してみた結果↓
どんなものかと自分の歯で試してみたところ、苦いし渋いしまずいなんてもんじゃない!そてしなにより口内がヒリヒリしてきて痛い!歯茎が皮がむけたようになりました。
amazonカスタマーレビュー
毎日歯ブラシでゴシゴシするのは、かなり痛いと思うので絶対にやめた方がいいです。
amazonカスタマーレビュー
評価の低いレビューをピックアップしましたが、「歯石が取れた」「歯の黄ばみが取れた」と良い評価をしている方もいます。
ワンコによってはゼオライトを使用している歯磨き商品が平気な子もいますので、商品を選ぶ際の注意点として参考にしてください。
歯の表面を傷つける可能性が高い
ゼオライトを使った歯磨き商品では説明書きに「歯石を取り除くのに金属製のスケーラーや鉗子を使って削り取る」と書かれています。
スケーラーや鉗子などの金属製の器具を使って歯の表面から歯石を取り除く作業は、歯の表面に細かい傷をつける可能性があります。
確かに歯石は取り除けるかもしれませんがそれは一時的なもの。歯の表面の細かい傷には汚れが付着しやすくなり、黄ばみや歯石が今まで以上に付きやすくなります。
十分な経験や技術がない素人によるハンドスケーラーは、表面的な歯石しか取れないばかりか、歯の表面を傷だらけにして新たな歯石が付着しやすくなります。
OCEAN’S DOG DENTAL CLINIC
歯石が溜まっていて歯周病の心配がある場合には、自己判断で処置ぜずに獣医師の診断を受けて適切な治療を行うようにしましょう。
ワンコの年齢や体調によっては麻酔などの心配もありますので、かかりつけの獣医師さんと相談してください。
ゼオライトを使った歯磨きで危険だと感じること
- 研磨剤として使用している歯磨き粉は歯周病を悪化させる可能性がある
- 強アルカリ性の商品は刺激が強く痛みを感じる場合がある
- 歯石を削り取る際に歯の表面に傷がつき歯石が再付着しやすくなる
上記の3つの点から、ゼオライトを使った歯磨きは個人的にはおすすめできません。
犬の安全に配慮したデンタルケアを行うには、どんな原材料が使われているのか?その原材料は愛犬に危険を及ぼすことはないのか?をチェックしたうえで、歯磨き商品を選んでください。
犬の安全に配慮したおすすめできる歯磨き商品
安全なデンタルケアはもちろん、毎日の歯磨きが楽になるという点を考慮して選んだ商品が「ドクター デンタルワン」と「ドクターワンデル」の2種類の歯磨きジェルです。
安全性や品質の面では
- 歯周病が悪化する原因となる研磨剤を使用していない
- 強い薬剤を使用しておらず、使っている時に痛みや刺激がない
- 人間の食品を製造する基準と同等の品質管理をしている
- スケーラー等を使用せず、歯の表面を傷つけない歯石ケアができる
- 犬にとって危険な成分・防腐剤・保存料等の添加物を使用していない
使用している成分の多くは、植物由来の成分で副作用の報告もなく、愛犬に安全なデンタルケアを施せます。
また、犬の歯石ケアで重要なのは、毎日の歯みがきで歯石の原因となる歯垢や食べカスを口の中から取り除くことです。
歯みがきが苦手・歯ブラシが嫌いという理由で、歯みがきの習慣がない子にも「歯磨きジェル」なら歯みがきの習慣が身に付きやすくなります。
歯磨きの習慣化は、歯周病を予防し愛犬の健康寿命を延ばすことができます。
歯磨きが習慣化していないワンちゃんは、歯磨きジェルをうまく活用して歯磨きの習慣化に努めてみてください。
人気の歯磨きジェルを比較
ドクターデンタルワンとドクターワンデル、この2つの歯磨きジェルは、効果や成分が非常に似ているので「どっちがうちの子にむいているの?」と判断に迷うところです。
歯磨きを習慣化し、しっかりと歯周病予防をしたいなら「ドクター デンタルワン」がおすすめです。
その理由は、特典についてくる歯ブラシは歯周ポケットに溜まる歯垢をかき出すことができ、さらに歯ブラシで歯を磨くことで歯茎に刺激を与え歯茎を引き締めるからです。
歯石は歯の根本の歯周ポケットから付着し始めるので、歯ブラシでしっかりと歯の根本を磨くことができるドクターデンタルワンは、歯石の付着を防止し歯周病の予防をしっかりとしたいワンコに向いています。
また、ドクターデンタルワンの方が配合されてる有効成分がドクターワンデルより多いという点でも、ドクターデンタルワンをおすすめしています。
簡単に比較表にまとめてみました。参考にしてください。
ドクターデンタルワン・ドクターワンデルの比較表
ドクターデンタルワン | ドクターワンデル | |
通常価格 | 7,687円 | 7,980円 |
定期コース価格(初回) | 2,980円 | |
定期コース価格(2回目〜) | 4,928円 | 4,980円 |
6ヶ月使用した時の総額 | 27,880円 | |
定期コースの解約条件 | なし | なし |
歯石防止 | リベチン含有卵黄粉末 | 卵黄粉末グロビゲンPG |
口内環境改善 | 乳酸菌(ロイテリ菌・クリスパスタ乳酸菌) | 乳酸菌(クリスパスタ乳酸菌) |
口臭予防成分 | カテキン・ナタマメ種子エキス・シソエキス | シソエキス |
特典 | 未来の歯ブラシ | KANDEL(歯磨きガム) |
返金保証 | 有り(商品到着後20日以内) | 条件付きで返金保証あり※ |
詳細を見る | 詳細を見る |
まとめ
ゼオライトを使った歯磨きは、歯茎の炎症を引き起こし歯周病の悪化の原因となる可能性があり、強アルカリ性の商品では痛みを感じてしまうこともあり危険だと感じました。
安全に愛犬のデンタルケアをするなら、強い薬剤を使用しなくても、毎日の歯磨きで歯石の付着を防止し歯茎を引き締め歯周病の予防ができます。
愛犬に健康で長生きしてもらうためには、毎日のデンタルケアは欠かせません。
歯磨きが苦手な子には「ドクターデンタルワン」のような歯磨きジェルを上手に活用し歯磨きの習慣化に努めてください。
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