フィラリア薬の適量を解説。体重がギリギリの時の予防薬の飲み方

フラリア予防薬を蚊の発生期間に毎月投与すると、体重が下限ギリギリの子には「投薬量が多いと体に害はないの?」と心配する飼い主さんも大勢います。

フィラリア薬の分量内に、ワンちゃんの体重が収まっていれば健康被害はありませんが、飼い主としては不安な点もあります。

この記事では、フィラリア予防薬に対して体重がギリギリの場合の解決策を紹介しています。

フィラリア薬の投与で不安を感じる方は参考になさってください。

体重が下限ギリギリで過剰投与が不安な時

投与量を体重に合わせて割って投与することで、過剰に摂取することなく予防できます。

フィラリア薬を必要な分量だけに分割して処方してくれる動物病院もありますので、かかりつけの獣医師に相談してください。

ご自身で分割する場合には、下記表の体重1kgあたりの有効成分量の一覧を参考に分割してください。

体重1kgに対しての投薬量の目安

フィラリア薬有効成分体重1kgあたりの投与量参考資料
ネクスガードスペクトラ(超小型犬用)ミルベマイシンオキシム0.5mgPDF
カルドメック・ハートガードプラス(小型犬用/6週齢~11kg)イベルメクチン6μgPDF
シンパリカ・トリオ(犬用/2.5~5kg)モキシデクチン・ピランテル0.024mg・5mgPDF

予防薬の有効成分の含有量は、有効体重の最大量が配合されています。詳細は参考資料からご確認ください。

分割する際にはフィラリア薬の投与量が、ワンちゃんの体重に対して少ない場合には十分な予防効果が得られないので、デジタルスケールなどを利用して正確に分割しましょう。

体重が下限ギリギリでも服用量に問題はない

フィラリア薬で多く処方されている有効成分(イベルメクチン)のチュアブルタイプの予防薬は過剰に摂取しても理論上は問題がない予防薬ですので、用量通りの投与で安全に使用できます。

誤って過剰摂取したワンちゃんの場合

犬ちゃんが飲みやすくしたチュアブル製剤を犬舎の上においたままの状態で保管してたそうです。

 やはりある日買い物から帰ると7錠の薬剤を全部のんでしまい「びっくり」して本院に電話してきたケースです。

 フィラリア予防薬のイベルメクチンは7錠飲んでも、理論上は大丈夫ですが、気をつけてもらいたいものです。この事件は毎年1-2件起こります。 この犬はなんの異常も見られませんでした。

おがわ動物病院

参考イベルメクチンが有効成分のフィラリア予防薬→カルドメック(ハートガードプラス)

体重がギリギリの子は毎月体重を計って投薬するのがベスト

体重がギリギリの子は予防薬のサイズが上下しやすいため、毎月体重を計り適切なサイズを投薬することで確実にフィラリア予防ができます。

ですが、何度も病院へ足を運べない方やまとめて購入したい方は、現在服用している予防薬とは別の種類の予防薬に変更し、適正体重がギリギリにならないようにすることもできます。

適応体重が1〜10kgずれたサイズがありますので、ワンちゃんの体重に合わせて検討してみてください。

主なフィラリア予防薬を体重別にまとめてますので、下記の表を参考になさってください。

主なフィラリア薬 ・適応体重別サイズ一覧

ネクスガード スペクトラカルドメック・ハートガードプラスシンパリカ・トリオ
超小型犬用(2~3.5kg)超小型犬(2~3.5kg)犬用(1.25~2.5kg)
小型犬用(3.5~7.5kg)小型犬(3.5~7.5kg)犬用(2.5~5kg)
中型犬用(7.5~15kg)中型犬(7.5~15kg)犬用(5~10kg)
大型犬用(15~30kg)大型犬(15~30kg)犬用(10~20kg)
超大型犬用(30~60kg)超大型犬(30~60kg)犬用(20~40kg)
犬用(40~60kg)
他のフィラリア予防薬一覧

他のフィラリア予防薬一覧を確認したい方はこちらからご確認ください。→フィラリア予防薬一覧

フィラリア予防薬の服用で副作用が心配なら塗るタイプで対応する

フィラリア予防薬は服用するタイプが一般的ですが、副作用が心配な方や予防薬を飲まない子には皮膚に薬液を垂らすスポットオンタイプの予防薬を検討してみてください。

首元に薬液を垂らすだけでフィラリア予防とノミ・ダニの予防ができます。

動物病院では「ストロングホールド」または「レボリューション」という商品名で処方されてますので、かかりつけの動物病院で取り扱いがあるかどうか相談してみてください。

個人で購入する場合にはこちらから詳細を確認できます。

→スポットオンタイプのフィラリア予防薬「ストロングホールド(レボリューション)」の詳細

フィラリア予防薬は飲み忘れや飲ませていないのが危険

フィラリアは毎月予防薬を服用することで確実に予防できますが、うっかり投与し忘れた場合には以下の2点を実行してください。

  1. 薬の飲み忘れに気づいたら、すぐに予防薬を飲ませる
  2. 薬を飲み忘れてすぐに検査する必用はありませんが、翌年フィラリア予防薬を飲ませる前に必ず検査を受けて感染の有無を確かめる

1回の飲ませ忘れで感染する確率はわずか、すぐに今月分を飲ませて予防を続けることが何より大切となります。

予防薬を飲ませていない子は高い確率でフィラリア症に感染している

フィラリアは感染確率が高いので、フィラリアの予防薬を飲ませていない場合には高い確率でフィラリア症に感染している可能性があります。

犬フィラリア症は犬から犬へと感染するのではありません。感染した犬の血液を吸った蚊に刺されることで感染するのです。また、ひと夏何も予防しないと約40%の確率で感染します。

ノア動物病院

フィラリア症は、蚊に刺されることで犬から犬へ感染する可能性のある寄生虫です。

最終的には心臓や肺の血管に寄生し、そのままにしておくと死に至る可能性のある怖い病気です。
散歩など外に出て感染するケースや、室内で飼っていても蚊に刺される可能性はありますので必ず予防をしましょう。

まとめ

フィラリア症は予防薬を投与することで100%予防できる感染症です。

フィラリア薬の投薬量は、規定の体重の範囲内であれば上限・下限ギリギリでも安全に使用でき確実にフィラリアの予防効果が得られます。

予防を怠ると「知らない間に感染していた」ということがあります。

ワンちゃんがいつまでも健康で過ごせるようしっかりと予防を心がけていきましょう。

また、フィラリアの予防薬は複数あり、ワンちゃんに合った予防薬を与えることで確実にフィラリアを予防できます。

かかりつけの病院で処方されていない予防薬もこちらから確認できますので、現在服用している予防薬が合わない時には、フィラリア予防薬一覧表を参考になさってください。

→フィラリア予防薬一覧表を見てみる

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