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膵炎のワンコに!失敗しない低脂肪・高消化性フードの選び方

膵炎と診断されたワンコには、低脂肪で消化しやすいフードが必須。

この記事では、フード選びのコツから、おすすめの市販フード、手作り食のレシピまで詳しく解説しています。

膵炎の犬のためのフード選び

膵炎と診断されたワンコにとって、食事管理はとても重要です。適切なフードを選ぶことで、膵臓への負担を減らし、症状の悪化や再発を防ぐことができます。

フード選びの3つのポイント

膵炎のワンコのためのフード選びで特に重要な3つのポイントについて解説します。

  1. 低脂肪: 膵臓は脂肪の消化を助ける消化酵素を分泌する臓器です。膵炎になると、この消化酵素の分泌がうまくいかなくなり、高脂肪のフードは膵臓に大きな負担をかけてしまいます。そのため、低脂肪のフードを選ぶことが重要です。具体的には、フードの脂肪含有量が10%以下のものを選ぶと良いでしょう。
  2. 高消化性: 膵炎のワンコは、消化機能が低下していることがあります。そのため、消化しやすいフードを選ぶことが大切です。原材料としては、鶏肉や魚などの消化しやすい動物性タンパク質や、米やじゃがいもなどの消化しやすい炭水化物がおすすめです。
  3. 高品質: 添加物や質の悪い原材料を多く含むフードは、消化不良やアレルギーの原因になることがあります。そのため、高品質の原材料を使用し、添加物の少ないフードを選びましょう。

おすすめの市販フード

膵炎のワンコにおすすめの市販フードを紹介します。

  • ロイヤルカナン 消化器サポート 低脂肪: 多くの獣医師が推奨する療法食です。低脂肪で消化しやすく、膵炎のワンコに必要な栄養素がバランス良く配合されています。
  • ヒルズ プリスクリプション・ダイエット i/d Low Fat: こちらも膵炎のワンコのための療法食です。低脂肪で消化しやすく、プレバイオティクスやショウガなど、消化器の健康をサポートする成分が配合されています。
  • Dr.宿南のペット栄養管理士監修 低脂肪・高栄養フード: 低脂肪、高消化性に加えて、高栄養なので、弱ったワンコの体にも優しいフードです。

これらのフードは、いずれも獣医師の指導のもとで使用することをおすすめします。

フードを選ぶ際は、愛犬の症状や好みに合わせて、獣医師と相談しながら最適なものを選んであげてください。

膵炎の犬のための食事療法

膵炎と診断されたワンコにとって、食事療法は治療と再発防止のために非常に重要です。膵炎の症状は、急性期と慢性期で異なるため、それぞれの時期に合わせた食事管理が必要です。

急性期と慢性期での食事管理

  • 急性期:
    • 急性期は、膵臓の炎症が最もひどい時期です。この時期は、膵臓を休ませることが最優先です。
    • 獣医師の指示に従い、絶食や絶水が必要になる場合があります。
    • 症状が落ち着いてきたら、獣医師の指示に従い、消化しやすい低脂肪の流動食から徐々に与え始めます。
  • 慢性期:
    • 慢性期は、膵炎が再発しやすい時期です。
    • 低脂肪で消化しやすい食事を継続することが重要です。
    • 少量頻回食を心がけ、膵臓への負担を軽減します。
    • 定期的な獣医の診察と血液検査で膵臓の状態を確認し、食事内容を調整します。

食事の与え方

  • 少量頻回: 1日に与える食事の量を数回に分け、少量ずつ与えることで、消化器官への負担を軽減します。
  • 温めて与える: 冷たい食事は消化器官に負担をかけるため、人肌程度に温めて与えましょう。
  • 水分補給: 脱水症状を防ぐため、常に新鮮な水が飲めるようにしておきましょう。

与えてはいけないフード・食材

  • 高脂肪食: 揚げ物、脂身の多い肉、乳製品などは避けましょう。
  • 香辛料: 刺激物は膵臓に負担をかけるため、避けましょう。
  • 高糖質食: 砂糖や炭水化物の多い食品は、血糖値を急上昇させ、膵臓に負担をかけるため、避けましょう。
  • 消化の悪いもの: 繊維質の多い野菜や硬いものは、消化器官に負担をかけるため、避けましょう。
  • その他: チョコレート、キシリトール、アルコールなどは中毒を引き起こす可能性があり、非常に危険です。

食事療法は、膵炎の治療と再発防止に不可欠です。獣医師と連携し、愛犬の状態に合わせた適切な食事管理を行いましょう。

膵炎の犬のための手作り食

愛犬のために手作り食を作ってあげたいと思う飼い主さんもいるでしょう。手作り食は、食材や調理法を調整することで、膵炎のワンコにも与えることができます。

手作り食のメリット・デメリット

メリット:

  • 食材や調理法を細かく調整できる
  • 愛犬の好みに合わせて作れる
  • 市販のフードにアレルギーがある場合でも安心

デメリット:

  • 栄養バランスを考慮する必要がある
  • 調理に手間がかかる
  • 食材の選定や調理法に注意が必要

手作り食のレシピ例

膵炎のワンコのための手作り食レシピを紹介します。

材料:

  • 鶏むね肉(皮なし):50g
  • じゃがいも:30g
  • にんじん:20g
  • ブロッコリー:20g
  • 水:適量

作り方:

  1. 鶏むね肉、じゃがいも、にんじん、ブロッコリーを細かく切る。
  2. 鍋に水と1の材料を入れ、柔らかくなるまで煮る。
  3. 粗熱を取り、フードプロセッサーなどでペースト状にする。

ポイント:

  • 鶏むね肉は、脂身の少ない赤身を使用しましょう。
  • じゃがいもは、炭水化物の消化を助けます。
  • にんじん、ブロッコリーは、ビタミンやミネラルを豊富に含みます。
  • 油や調味料は使用せず、素材の味を生かしましょう。

手作り食の注意点

  • 栄養バランス: 手作り食は、栄養バランスが偏りやすいので、獣医師やペット栄養管理士に相談しながらレシピを作成しましょう。
  • 食材の選定: 膵炎のワンコに与えてはいけない食材(高脂肪食、香辛料、高糖質食など)は避けましょう。
  • 調理法: 油を使わず、蒸す、茹でるなど、消化しやすい調理法を選びましょう。
  • 衛生管理: 食材は新鮮なものを使用し、調理器具は清潔に保ちましょう。
  • 少量から: 初めて手作り食を与える際は、少量から始め、愛犬の様子を見ながら量を増やしていきましょう。

手作り食は、愛情を込めて作ることができますが、栄養バランスや衛生管理に注意が必要です。不安な場合は、獣医師に相談しましょう。

膵炎の再発予防

膵炎は再発しやすい病気です。再発を防ぐためには、日頃のケアが非常に重要です。

食事管理の継続

  • 低脂肪・高消化性フード: 獣医師の指示に従い、低脂肪・高消化性のフードを継続して与えましょう。
  • 少量頻回食: 1日の食事量を数回に分け、少量ずつ与えることで、消化器官への負担を軽減します。
  • おやつ: おやつも低脂肪のものを選び、与えすぎに注意しましょう。
  • 手作り食: 手作り食を与える場合は、獣医師やペット栄養管理士に相談し、栄養バランスに配慮しましょう。

定期的な健康チェック

  • 定期的な獣医の診察: 定期的に獣医の診察を受け、血液検査などで膵臓の状態を確認しましょう。
  • 体重管理: 肥満は膵炎のリスクを高めるため、適切な体重を維持しましょう。
  • 便の状態: 便の状態を毎日観察し、異常があれば獣医に相談しましょう。

ストレス管理

  • ストレスの原因を取り除く: ストレスの原因となるものを特定し、取り除きましょう。
  • 適度な運動: 適度な運動はストレス解消に効果的ですが、激しい運動は避けましょう。
  • リラックスできる環境: 愛犬が安心してリラックスできる環境を整えましょう。
  • スキンシップ: 愛犬とのスキンシップは、お互いのストレスを軽減します。

その他

  • 水分補給: 常に新鮮な水が飲めるようにしておきましょう。
  • 薬の服用: 獣医師から処方された薬は、指示通りに服用しましょう。
  • 異変に気づいたらすぐに獣医へ: 嘔吐、下痢、食欲不振など、異変に気づいたらすぐに獣医に相談しましょう。

これらの予防策を継続することで、膵炎の再発リスクを減らし、愛犬の健康を守ることができます。

まとめ

膵炎は、早期発見と適切な治療、そして日々の食事管理が非常に重要な病気です。愛犬の健康を守るために、飼い主さんができることをしっかりと行いましょう。

獣医師との連携の重要性

  • 早期発見・早期治療: 膵炎は早期発見・早期治療が重要です。定期的な健康診断や、異変に気づいたらすぐに獣医師に相談しましょう。
  • 適切な治療: 獣医師は、愛犬の状態に合わせて適切な治療法を選択し、薬を処方します。自己判断で治療を中断したり、薬の量を変更したりしないようにしましょう。
  • 食事管理の相談: 獣医師は、愛犬の状態に合わせた食事管理についてアドバイスをしてくれます。手作り食を与える場合は、必ず獣医師に相談しましょう。
  • 定期的な検査: 膵炎は再発しやすい病気です。定期的な検査で膵臓の状態を確認し、再発予防に努めましょう。

飼い主ができること

  • 食事管理: 獣医師の指示に従い、低脂肪・高消化性のフードを与えましょう。
  • 体重管理: 肥満は膵炎のリスクを高めるため、適切な体重を維持しましょう。
  • ストレス管理: ストレスは膵炎の悪化要因となるため、愛犬がリラックスできる環境を整えましょう。
  • 異変に気づいたらすぐに獣医師へ: 嘔吐、下痢、食欲不振など、異変に気づいたらすぐに獣医師に相談しましょう。
  • 愛情をかける: 愛犬にたっぷりの愛情をかけて、安心して過ごせるようにしましょう。

飼い主さんと獣医師が協力し、愛犬の健康を守りましょう。

プロフィール
ワンラヴライフ管理人

犬とと20年以上暮らしてきた経験を活かし「幸せに愛犬と一緒に暮らす」ための情報や知識を発信しています。
過去の経験から、皮膚トラブル(涙やけ・よだれやけ)や口臭対策・老犬のお世話についての知識が豊富。
現在は後ろ足が麻痺したフレンチブルドックがパートナーです。

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