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犬のよだれで茶色になった毛を元に戻す方法!

口の周りの毛が茶色に変色して「よだれやけ・髭やけ」になってしまった場合

毛が白い子は、茶色に変色し目立つので色々なクリーナーやシャンプーを使用してると思いますが、一度変色した毛はシャンプーやクリーナーなどで落とすことができません。

よだれやけは、よだれや食事の際に付着する汚れなど、毛が変色してしまう原因が限られてきますので、よだれやけの原因を取り除くお手入れをすることで、元の毛色に戻すことができます。

この記事では、新しく生えてくる毛を変色させないお手入れ方法をお伝えしています。参考になさってください。

犬のよだれで茶色に変色させないために見直して欲しいこと

犬のよだれやけを防ぐために見直すポイント

詳しくは●をクリックしてね
  • 口周りのお手入れ
  • 歯磨き・デンタルケア
  • ドッグフード


以上3つが新しく生えてくる毛を綺麗に保つポイントになります。

普段おうちでも行っているお手入れだと思いますが、もう一度見直してみてください。

口周りのお手入れ|口周りの清潔を保つ方法

口周りのお手入れで重要なのは、こまめに拭いてあげる・拭いたあとはしっかり乾燥させることがポイントになります。

特に食事後は、よだれやけの原因となるフードの食べかす(タンパク質)やよだれが付着しますので、ぬるま湯で洗い流すか濡れたタオルで拭き取り、仕上げに乾いたタオルを使い毛を乾燥させてください。

拭き取った後にしっかり乾燥させることで雑菌の繁殖を押さえ、よだれやけの予防と臭いを抑えることができます。

口の周りのお手入れでポイント

  • 濡れた毛のまま放置しない(雑菌が繁殖しやすい環境を作らない)
  • 食べかすをしっかり拭き取る(食べかすのドッグフードは雑菌の餌になります)

効果的に汚れを拭き取るには、重曹など弱アルカリ性のクリーナーを使用すると汚れが落ちやすくなります。

重曹を使った犬のよだれやけケア

重曹は水に溶かすと弱アルカリ性となり、タンパク質汚れを分解して除去する特徴を持っており、脂肪酸汚れも落とすことができ、口周りの汚れ落としに最適です。

作り方は、精製水500mlに対し重曹は小さじ1杯(1.5g)。
※これ以上の濃度での使用はお勧めできません。

使い方は、タオルやコットンに付けて口周りを拭いてあげてください。

口の周り以外にも使用でき、直接身体にスプレーしてブラッシングすることで汚れや臭いを取ることができます。(※目の周りや口周りへの直接スプレーはNG)

重曹はある程度の汚れを落とすことはできますが、汚れや匂いをきちんと落としたい時には、犬用シャンプーを使う方が効果的です。

また、口にくわえたり舐めたりすることが多いオモチャは、汚れや雑菌の宝庫。

そのまま遊ばせるとよだれやけの原因となります。

定期的に洗浄する際にも重曹は効果的ですのでお試しください。

自作のクリーナーでは不安と感じる方は、ペットショップやホームセンターでも、重曹を使ったクリーナーがありますので活用してみてください。

毎日しっかりと拭いてあげても、なかなかよだれやけが改善しない場合には、殺菌作用のあるホウ酸水が効果的な場合もあります。

汚れを落とす事もよだれやけ対策になりますが、雑菌を繁殖させないことが新しく生えてくる毛を綺麗に保つポイントになります。

ホウ酸を使った犬のよだれやけケア

ホウ酸水は、よだれやけの原因となる雑菌を殺菌する作用があり、口まわりを清潔に保ち口周りの毛を茶色に変色するのを防ぎます。

ホウ酸水の材料は、ドラッグストアで購入でき安価に自作することができます。

ホウ酸水の作り方
材料:
ホウ酸・精製水・保存用のボトル1本(150ml~200mlのボトル)
作り方手順
1.精製水を150mlをレンジで60℃に温める
2.煮沸消毒したボトルに精製水を入れて、ホウ酸3g(1包)を溶かす
3.冷まして密閉し冷蔵庫保管
※ホウ酸の濃度は2%以下、精製水150mlにホウ酸3g。
※ホウ酸水は冷蔵庫に保管。2週間以内に使ってください。

自作する際には手間がかかるのと、安全面から2%以下の濃度で製作しなくてはいけないことなど注意点があります。

自作するのが難しい方は、ホウ酸を有効成分とした点眼・清拭剤「ワンクリーン」で代用も可能です。

ホウ酸水の使い方は、拭き取る際はゴシゴシ擦り過ぎないよう優しく拭き取るようにしましょう。

よだれやけが気になる部分には、ホウ酸水を染み込ませたコットンを口に入らないように優しく押し当て、ホウ酸水がしっかりと塗布されるように染み込ませます。

仕上げとして、新しいコットンで残った水分をしっかり拭き取ることが重要です。

よだれやけが気になる場所は毎日行い、状態を見ながら改善しているようであれば頻度を2~3日に1回に減らして様子をみてください。

歯磨き・デンタルケアでよだれやけを防ぐ

毎日の歯磨きがよだれやけの発生を防ぐポイントとなります。

歯磨きができていない子の多くは歯石や歯周病など、口内環境が良くありません。

アニコム損害保険会社の調査結果によると、780匹の犬の『歯科検診』を実施したところ76.3%の犬に歯垢や歯石沈着といった歯周病予備軍といえる症状が出ていることがわかりました。

引用:きよかわ動物病院

歯石には細菌がたっぷりと住み着いてますし、歯周病になると唾液が多くなり、よだれやけの原因となります。

歯磨き・デンタルケアはよだれやけでなく、歯周病やその他の病気のリスクも減らしますので、なかなか歯磨きできない子は(【歯磨き練習】歯磨きを嫌がる犬に教える3つのコツと5つのステップ)を参考に歯磨きの習慣がつくようにトレーニングしてみてください。

歯磨きでよだれやけが改善さると感じたこと

今まで20年犬と暮らし、ペット関連の勉強をし、多くの飼い主さんや獣医さんと話してきた経験を踏まえると、よだれやけの改善と歯磨きには関係があると感じてます。

歯磨きを嫌がる子には、水に混ぜるタイプやシートタイプの歯磨き商品もありますが、やらないよりは良いと思います。

実際に効果があると感じるのは、歯周ポケットにも届く歯ブラシのデンタルケアです。

シートや指サックタイプの歯磨きはあくまでも歯ブラシに慣れるためのアイテムとして使って、最終的に歯ブラシでできるようになれれば良いのかなと思います。

ワンちゃんによって差があるので絶対よだれやけが改善されるか分かりませんが、歯磨きはやって損はないので、ぜひ毎日の歯磨き(できれば毎食後)をしていきましょう。

よだれやけ改善に役立つドッグフードの選び方

よだれやけがあるワンちゃんには、よだれやけの原因をなるべく入っていないドッグフードを与えることがポイントになります。

よだれやけの原因となる可能性がある成分として、人工添加物や保存料・着色料などが挙げられます。

人工の添加物や化学物質が含まれているドッグフードは、アレルギー反応や皮膚刺激を引き起こす可能性があり、よだれやけの原因となることがあります。

オイルコーティングされ脂肪分が多すぎるドッグフードは、皮脂分泌が増加することで、口周りに付着しやすくなり、付着した皮脂は酸化してしまうと毛が茶色になってしまいます。

人工の香りや色・風味付けが施されたドッグフードは、よだれの分泌量が多くなり、よだれと一緒に着色料も口周りに付着しよだれやけを引き起こす可能性があります。

涙やけ予防・毛艶・皮膚の健康維持などの表記があるドッグフードは「無添加」「オイルコーティングなし」「香料・着色料不使用」と明記されているものがほとんどですので、ドッグフード選びの参考にしてください。

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よだれやけ、涙やけ予防・毛艶・皮膚の健康維持におすすめのドッグフード
このこのごはんDrケアワン

また、よだれやけを防ぐためには、食事から摂取する栄養も重要です。

よだれやけ対策に有効な栄養素

犬のよだれやけ対策には、健康な皮膚と美しい毛並みを保つための栄養素を摂取することが大切になります。

食事で摂取したい栄養素として「オメガ3脂肪酸」が入ったドッグフードや、ビタミンE・ビタミンC、被毛の元になる良質なタンパク質などが、よだれやけ対策にとして有効な栄養素となります。

オメガ-3脂肪酸は炎症を抑える効果があり、皮膚トラブルの改善に役立ちます。口まわりの皮膚が荒れている場合や、よだれやけに伴う炎症を軽減するために、サーモンやフラックスシードオイルなどのオメガ-3脂肪酸を含む食材を摂取させると良いでしょう。

ドッグフードの成分表を確認し、肉類が主成分(一番前に表記)されているかを確認しましょう。原材料表記では、鶏肉、牛肉、魚などの表記があれば良質なタンパク質が原材料だと判断できます。

ビタミンEは抗酸化作用を持つ栄養素で、皮膚の健康をサポートします。口まわりの毛が茶色く変色する原因の一つは酸化によるものなので、ビタミンEを含む食材を与えることで、よだれやけの予防に効果的です。アーモンドやひまわりの種、ほうれん草などがビタミンEの豊富な食材です。

ビタミンCはコラーゲンの生成をサポートし、皮膚や粘膜の健康を保つのに役立ちます。口まわりの皮膚を健康的に保つことで、よだれやけの予防にもつながります。オレンジやブルーベリーなどのビタミンCが豊富な食材を与えると良いでしょう。

亜鉛は皮膚の再生を促進する栄養素です。口まわりの毛が茶色く変色してしまった場合に、皮膚の修復を助ける役割があります。牛肉や鶏肉、カボチャの種などが亜鉛の豊富な食材です。

ドッグフードは店頭に並んだ状態だと詳しい情報が分かりにくいので、ホームページ等でどんな構成で作られたドッグフードなのか下調べをしてからの購入がおすすめです。

まとめ

よだれによる変色で茶色になってしまった毛は元の色に戻ることはありません。

よだれやけで変色してしまった場合には、トリミングして新しく生えてくる毛が変色しないお手入れが元の綺麗な毛に戻す方法となります。

犬用のクリーナーや歯磨きグッズなどで口まわりの清潔を保ち、良質なタンパク質と必要な栄養素を含むフードを選ぶことで、よだれやけのない綺麗な毛並みになります。

すぐに結果は出ませんが、続けることで愛犬の美しい毛並みを取り戻しましょう。

記事で紹介したケア用品
重曹クリーナー
・ホウ酸水(ワンクリーン)
・歯磨きが苦手な子向けの商品
涙やけ・よだれやけにおすすめのフード
「このこのごはん」
「ドクターケアワン」

プロフィール
ワンラヴライフ管理人

犬とと20年以上暮らしてきた経験を活かし「幸せに愛犬と一緒に暮らす」ための情報や知識を発信しています。
過去の経験から、皮膚トラブル(涙やけ・よだれやけ)や口臭対策・老犬のお世話についての知識が豊富。
現在は後ろ足が麻痺したフレンチブルドックがパートナーです。

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