涙やけが治るドッグフードは?とネットで調べてみても、「何をどうすれば涙やけが治るの?」という疑問ばかり。
うちの子も涙やけで目の下が赤黒く臭いもあり、どうにか涙やけを消したいと色々試してみたけどなかなか良くならなかったんですよね。
そんなうちの子の涙やけが良くなったきっかけは「ドッグフードを替えた」こと。
このページでは
- 失敗しないドッグフードの選び方
- ドッグフードを選ぶ時に気を付けたこと
- 涙やけにおすすめのドッグフード
涙やけを改善するには、どんなドッグフードを選べばいいのかを簡単にまとめてみました。
ドッグフードの選び方の参考にしてみてください。
失敗しないドッグフードの選び方
涙やけを改善するために、ドッグフードを選ぶ際に気を付けていたポイントは
- 食べさせたくない原材料を使っていないか?
- アレルゲンとなる材料が入っていないか?
- メインの原材料は何か?
上記の中でもドッグフードを替える時に一番に気を使ったことは
選んだドッグフードを自分の子に食べさせても大丈夫?ということ。
食べさせても大丈夫かどうかの判断は飼い主しかできません。
ですので、ドッグフードを選ぶ時は原材料の知識は最低限知っておきべき!
とは言っても、ドッグフードの原材料は数百種類もあり、全部を知ることは到底無理です。
そこで、最低限「この原材料は食べさせたくない!」というものだけを知っておいてください。
ワンちゃんに食べさせたくないモノを知ることで、ドッグフード選びの失敗は確実に減ります。
絶対選んではいけないドッグフード
絶対に選んではいけない!
ドッグフード
涙やけの原因となる原材料と健康維持に支障をきたす可能性のある原材料をまとめました。
ドッグフードの袋に記載されている原材料をチェックして、表の添加物や食材が入っているドッグフードは、私は絶対に選びません。
絶対に食べさせたくない危険な添加物
下記添加物はワンちゃんにとっては不必要な添加物一覧です。
原材料にこれらの添加物が入っていないかは必ずチェックしてください。
添加物の種類 | 原材料に表記されている名称 |
---|---|
酸化防止剤 | BHT・BHA・エトキシン・没食子酸プロピル・プロピレリングリコールPG |
甘味料 | ソルビトール・ステビア・キシロース・グリシリジン・アンモニエート |
着色料 | 赤3号・赤40号・青2号・黄4号・二酸化チタン・ph調整剤・ソルビン酸K |
食べさせたくない加工食材
アレルゲンになりやすい食材と、質が悪くコストダウンのために使われる加工食材リストです。
分類 | 原材料に表記されている名称 |
---|---|
低品質の肉 | 動物性油脂・ミートミール・肉副産物・家禽肉副産物・家禽ミール |
小麦全般 | 小麦・小麦粉・小麦ふすま・小麦全粒粉 |
トウモロコシの加工品 | とうもろこし粉・コーングルテン・コーングルテンフィード・コーングルテンミール・ホミニーフィード |
大豆の加工食材 | 脱脂大豆・大豆ミール |
小麦やトウモロコシ、大豆はアレルゲンとなりやすい穀物類。
消化吸収もよくないので涙やけの原因となります。
最低限「うちの子には食べさせたくない」添加物と食材のリストです。
ドッグフードだけではなく、普段食べさせているおやつにも大量の添加物が含まれていることもあります。
涙やけの原因を極力取り除くためにも。購入前に原材料のチェックは必須です。
原材料でチェックしておきたいポイント
涙やけを改善するためにも、ドッグフードの購入時には原材料のチェックは欠かせません。
原材料のチェックポイントとして3つ紹介していきます。
- アレルゲンとなる材料が入っていないか?
- 消化吸収のよいドッグフードなのか?
- 腸内環境を整える成分が入っているか?
それぞれ解説していきます。
アレルゲンになりやすい原材料を避ける
普段から目の下が湿っているワンちゃんは
- アレルギー反応で涙が多く分泌されている
- 消化不良による老廃物の蓄積で涙管が詰まりやすくなっている
ということが考えられます。
ですので、アレルゲンとなる原材料が含まれていない【グレインフリー・グルテンフリー】のドッグフードを選びましょう。
消化吸収の良いドッグフードを選ぶ
消化吸収が良いフードを選ぶポイントは、肉が主原料となっているドッグフードを選ぶこと。
なぜなら、犬の消化器官は肉や魚など動物性タンパク質を消化するのが得意な構造となっているからです。
見分け方は、原材料の先頭に【チキン・鶏肉・牛肉・ラム肉・サーモン】と肉系の食材が記載されています。
良質な肉を使っているフードは表記がシンプルになっているのが特徴です。
さらに質の高いお肉を使ってるドッグフードの表記は
【チキン(生肉)・ラム(生肉)・生サーモン】と「生肉」表記があるものも質が高いドッグフードになります。
材料コストを落とすために質の良くない食材を使っているフードには【○○ミール・○○肉類・肉副産物】という表記されています。←要チェックです
原材料の表記は配合量の多いものから順に表記するという決まりがあります。
ですが表記の決まりを守りつつ、消費者を騙すような表記をしているドッグフードもあるので注意してください。
肉が主原料と思ったら実は穀物がメインのドッグフードだったという話
たとえば、下記の原材料を見ると「チキンがメインのドッグフード」と思われる方が多いと思います。
家禽類(チキン、ターキー、他)、粗びき小麦、トウモロコシ粉、動物性油脂、粗びきグレインソルガム、発酵用米、粗びきオオムギ、鶏エキス、乾燥ビートパルプ(以下省略)
しかし実際は「粗びき小麦」がメインのドッグフードなのです。
そのからくりは、家禽類とひとまとめにして総量を一番多くしているのです。
わかりやすく仮定の数値を入れてみます。
家禽類(5)(チキン(2)、ターキー(2)、他(1))、粗びき小麦(4)、トウモロコシ粉(3)、動物性油脂(1)…
どうでしょうか?
家禽類(5)というのはチキン(2)+ターキー(2)+他(1)ということ。
正確に単位を合わせると
粗びき小麦(4)トウモロコシ粉(3)チキン(2)ターキー(2)他(1)動物性油脂(1)…
となるのです!これだとトウモロコシメインの穀物メインのドッグフードということになります。
他にも、下記は小麦系の原材料が【小麦粉・小麦たん白・小麦ブラン】と3つあります。
肉類(鶏・鶏ササミ・鶏レバー)、小麦粉、でんぷん類、脱脂大豆、砂糖、植物性油脂、小麦たん白、小麦ブラン…
この小麦系の原材料を穀類とまとめると
穀類(小麦粉・小麦たん白・小麦ブラン)肉類(鶏・鶏ササミ・鶏レバー)、でんぷん類、脱脂大豆、砂糖、植物性油脂…
このような表記順となるのかもしれません。
あたかも肉類がメインのドッグフードだけど、他と比べて価格が安いフードにはこのようなからくりがあります。
肉類と分類名でまとめられて先頭に表記されているドッグフードには注意して下さい。
腸内環境をサポートする成分が含まれているドッグフードを選ぶ
乳酸菌など、腸内環境をケアする成分が配合されているドッグフードを選ぶことで涙やけ改善に効果が期待できます。
乳酸菌、オリゴ糖、ラクティス菌、カセイ菌、麹菌、エンテロコッカス・フェシウム、食物繊維など
サツマイモ、玄米、キビ
これらの穀物は消化率がよく食物繊維が豊富に入っているため、腸内環境を改善し涙やけにおすすめです。
腸内環境が改善されると、代謝が良くなり老廃物も溜まらなくなります。
涙やけの原因となる、涙管に詰まる老廃物も減るので、腸内環境の改善が涙やけの改善につながります。
腸内環境をサポートする栄養補助食品は、サプリメントのように普段食べているドッグフードに混ぜて食べさせるのも涙やけ改善には効果的です。
ブリーダーさんやペットショップで利用されている栄養補助食品もありますので、詳しくはコチラを参考にしてみてください。
無添加の表記は要注意!
ドッグフードのパッケージに「無添加・不使用」と記載する際は、ペットフードの表示に関する規定に従い、【人工添加物・香料・保存料・着色料】の何が無添加・不使用であるのかを明確に表示しなくてはいけません。
無添加・不使用の表示があるから「添加物は入っていないから安心」と解釈してしまいますが、無添加・不使用の表示の規則には落とし穴ががあるんです!
よくある例として
「着色料は使われていないが保存料が添加されている」
このようなドッグフードもありますので、無添加などの表記に騙されないよう原材料のチェックは忘れずに!
全ての添加物が悪いわけではない
ドッグフードの使われている添加物は人工添加物と天然由来の添加物があります。
天然由来の添加物は、人間が食べる食材にも添加されており安全な添加物です。
ドッグフードは酸化しやすく、保存料や酸化防止剤が入っていないフードは、賞味期間も短く、保存もシビアになります。
消費者センターに寄せられるドッグフードの相談件数の多い、食あたり(下痢・嘔吐)は、酸化したドッグフードを食べたのが原因です。
保存料や酸化防止剤として使用される【クエン酸・ローズマリー抽出物・緑茶抽出物】などの自然由来の添加物は、逆にドッグフードの酸化を抑えるのでワンちゃんにとって良い働きをしてくれます。
また、ビタミンやミネラル類も食品から抽出されたものを使用しているドッグフードを選ぶようにしましょう。
涙やけの改善にはどのくらいの期間が必要?
早いワンちゃんですと、ドッグフードを切り替えてから1週間〜1ヶ月ほどで改善されるワンちゃんもいます。
ですが一般的には、最低でも2ヶ月程度は様子を観る必要があるとされています。
その理由は、動物病院では食物アレルギーの治療で除去食試験を行います。
ワンちゃんの体をリセットするため。今まで食べてたフードを止め、療法食に切り替えます。
リセット期間が6週〜8週ほどに設定されているので、目安として2ヶ月以上継続して、涙やけの改善の有無を判断してください。
ドッグフードを切り替えて飼い主がチェックするポイント
- いつもと違う点はないか?
- ウンチの状態は変わらないか
- アレルギー反応は出ていないか
- 涙の量は増えていないか?
フードを変えて最初にチェックするのは、うんちの状態。
ウンチの状態は与えて次の日には確認できます。
ウンチの状態で、フードがその仔にあっているのか?合っていないのかが判断できます。
ドッグフードの切り替えは、ワンちゃんの消化器官に負担をかけ、軟便や下痢になることもあります。
ウンチの状態がよくない時には、今まであげてたフードに混ぜて徐々に慣らしていくようにして、ドッグフードの切り替えをしてみてください。
涙の量や、皮膚の赤み、痒さの有無などの変化を感じられるのは、早いと2〜3日。
ドッグフードの切り替え直後は注意深く観察してください。
涙やけ対策のドッグフード選びに迷ったら
「涙やけに効果ある」と評価されているドッグフードは数多くあります。
ですが、種類が多すぎてどれを選べばいいのか迷ってしまう方は、愛犬のコンディションに合わせたフードを提案してくれるサービスを活用してみてください。
まとめ|ドッグフードを替えた時に飼い主ができること
涙やけの原因はワンちゃんによって様々ですが、食事から摂る栄養素や食材が涙やけの原因となっていることが多々あります。
ドッグフードの購入前は、使われている添加物や食材はしっかりと確認してください。
食べさせたくない添加物や食材の入っていないドッグフードを選ぶのが、涙やけの改善の第一歩。
涙やけの改善には、あなたのワンちゃんにピッタリなドッグフードを見つけることが一番の近道となります。
フード選びに迷う時には、あなたの愛犬にあわせた「専用フードプランの提案」を利用してみてください。
また、ドッグフードを替えたら、フードがワンちゃん合っているか合っていないかの確認が重要です。
涙の量やウンチの状態、毛艶はフードを替えると変化が出ますので見逃さないようにしてください。
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