イソジンは主に消毒に使用するのが本来の使い方となりますので、犬の指間炎はイソジンでは治りません。
動物病院で診断してもらうことが、少しでも早く指間炎を治す方法です。
指間炎は繰り返し発症し、根治しないと長い期間ワンちゃんは激しいかゆみや痛みを伴います。
この記事では、少しでも早く指間炎がよくなるように、指間炎を完治させるため飼い主が愛犬にしてあげられることをまとめています。参考にしてみてください。
犬の指間炎の原因と治す方法
指間炎の主な原因として
- 細菌感染
- 真菌感染
- アトピー性皮膚炎
- 食物アレルギー
- 外傷
- 心因性(ストレス)
などが挙げられます。
指間炎を治すには、軽度の症状でも動物病院で受診し治療法を決めましょう。
色々な原因が考えられますので、飼い主の自己判断ではなく、獣医師の診断を受けてください。
病院では、対症療法として炎症を抑えるための抗炎症剤を使用し、原因となるものを取り除く治療をします。
指間炎の治療のポイント
指間炎の治療ははある程度共通しており、処方される軟膏の塗布、かゆみ止めの服用で症状が改善されます。
家庭では、犬の足先を清潔に保ち、濡れた状態を放置せず乾燥させ雑菌の繁殖を抑えましょう。
また、健康な状態であれば免疫機能が働き、トラブルを引き起こす雑菌が繁殖しすぎることはありません。
免疫系のバランスが崩れてしまうと、指間炎の原因となる雑菌がが増えてしまいます。
免疫力を高めるためには、運動や食事が大事になります。
- 免疫力を高める4つの方法
- 栄養バランスの良い食事を与える
- 腸内環境を整える
- 適度な運動・散歩
- 添加物・化学物質を少なくする
痒みを抑えるには
動物病院でかゆみ止めを処方してもらうのが確実です。
激しくかきむしる、患部を舐め続けてしまうと、炎症部が悪化し痒みも止まりません。
痒みによる睡眠不足、ストレスの増加はワンちゃんの体調を崩し免疫力を低下させます。
なるべく早く動物病院で受診しかゆみ止めを処方してもらってください。
また、皮膚が弱く頻繁に痒がるワンちゃんには、常備薬としてかゆみ止め(アポキル錠)を置いておくことも検討してみてください。すぐに病院で診てもらえない時に有効です。
ネットで流れてる情報には注意する
ネットの情報で指間炎に効果がある「市販薬・かゆみ止め」など動物用の医薬品は獣医師の指示を仰いでから使用することが、指間炎の根治には大切になります。
指間炎の原因はアレルギーや外傷、心因性のものと複数の原因が考えられます。
ネットの情報で自己判断せず、愛犬の指間炎の原因に合った治療法を行うようにしましょう。
病院の治療方針で改善が見られない場合には、獣医師にその旨を相談するか、別の病院で受診し直すようにしてください。
家庭でできる指間炎の改善方法
家庭でできる指間炎のお手入れで一番大切なことは、患部を清潔に保つことです。
- 散歩から帰ってきたら足を洗う
- 足が濡れた場合はそのままにせず、タオルで拭くなどして指の間を乾燥させる
- 飼育環境を清潔にする
清潔に保つことで炎症を抑え、痒みが和らぐので治りが早くなります。
毎日の散歩帰りの際には、赤ちゃん用おしりふき(ノンアルコール)を活用してみてください。
手軽に使えて安価、刺激が少なく、拭いてすぐに乾燥するので、指間炎の子のお手入れにはぴったりです。
また、食事の面でも
- 消化吸収の良い食事を与え免疫力を向上させる
- 消炎効果があるオメガ3必須脂肪酸(EPA・DHA・α-リノレン酸)を摂る
上記のよう食事を摂ることも有効です。
サーモンが使われているドッグフードは、消化吸収が良くオメガ3脂肪酸を効率よく摂取できます。→美味しいお魚フード
指間炎を少しでも早く根治できるよう、病院からの処方された薬と併せて、お手入れや食事など、家庭で出来ることをしていきましょう。
まとめ
犬の指間炎はイソジンで治すことはできません。
ネットの情報や自己判断での対応だと、指間炎の原因は様々ですので、個々のワンちゃんに合った治療でないと十分な効果が得られません。
指間炎の治療は、獣医師の診断、処方される軟膏やかゆみ止めを使用してください。
家庭では、足先を清潔に保ち、運動や食事で免疫力を高めるよう努めていきましょう。
痒みのひどいワンちゃんには、オメガ3脂肪酸が多く含まれるサーモン主体のフードや常備薬としてかゆみ止め(アポキル錠)などを検討してください。
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