シンパリカトリオとネクスガードスペクトラの違いは、主成分と形状・価格の違いがあります。
どちらもノミ・ダニ・フィラリアの予防薬となっていますが、大きく違うのは価格と2kg以下の体重のワンちゃんに対応しているかどうかの2点です。
それぞれについて詳しく解説していきます。
シンパリカトリオとネクスガードスペクトラで大きく違う点
シンパリカ/トリオ | ネクスガード スペクトラ | |
特徴 | 小型でフレーバータイプの錠剤 生後8週齢の子犬や体重1.25kgの体格の小さい犬でも安全に使用できる コスパが良い | 柔らかいチュアブルタイプ、牛肉風味があり食いつきが良い。 |
価格 | 5,195円/3個(1ヶ月1,731円)現在の価格 | 6,278円/3個(1ヶ月2,092円)現在の価格 |
小型犬向け適応体重 | 1.25kg~2.5kg | 2kg~3.5kg |
大きく違う点の一つとして、シンパリカトリオの方が圧倒的に安価な点です。
また、シンパリカトリオは2kg以下の超小型犬にも対応したサイズが用意されている点も大きく違う点となります。
以上の2点の違いから、小型犬で多頭飼いしている飼い主さんには「シンパリカトリオ」が向いています。
ただし、予防薬によってはワンちゃんが予防薬の匂いや味を嫌がって食べてくれないこともあります。
シンパリカトリオはレバー風味の小さな錠剤ですが、薬が嫌いなワンちゃんには見た目で嫌がる子もいます。
食いつきの点では、ネクスガードスペクトラは非常に嗜好性が高い予防薬ですので、好き嫌いの多い子や薬が苦手な子にはネクスガードスペクトラの方が向いています。
シンパリカトリオとネクスガードスペクトラの副作用について
シンパリカトリオとネクスガードスペクトラは、ノミ・ダニの予防に加えてフィラリア予防ができるオールインワンの予防薬となっています。
安全面で気を付けることは、フィラリアが陽性の子にフィラリア予防薬を投与すると、重篤な症状を引き起こす危険性がありますので、充分に注意してください。
副作用について
シンパリカトリオとネクスガードスペクトラの副作用については、下記のデータベースより情報を得ることができます。
代表的な副作用には、食欲不振や嘔吐、よだれが増える、下痢や軟便、元気がなくなるといった症状があります。
副作用として報告されているのは、疾患持ちのワンちゃんや、フィラリア陽性のワンちゃんに投薬した場合が多数を占めていました。
動物用医薬品等副作用データベース→シンパリカトリオの副作用報告
動物用医薬品等副作用データベース→ネクスガードスペクトラの副作用報告
フィラリアの感染のチェックは、動物病院で血液検査(1,000円〜2,000円)で確認できます。
高額な検査ではないので、フィラリアのシーズン最初は、病院で検査を受けてから予防薬を投薬してください。
最初の1回を病院処方の予防薬を使っても、その後は通販の予防薬に切り替えれば1年を通してみると薬代は大幅に節約できます。
自己判断で投薬せずに、シーズン最初は動物病院で検査を受け、フィラリア感染がないことを確認してから通販の予防薬に切り替えください。
主成分の違いでノミ・ダニに対して予防効果が違う
シンパリカトリオとネクスガードスペクトラは、主成分の違いからノミ・ダニに対しての効果が違ってきます。
シンパリカトリオ | ネクスガードスペクトラ | |
ノミ | 4時間以内で駆除を始める、8時間後でほぼ100% 効果1ヶ月持続 | 30分以内で駆除を始める、6時間でほぼ100%駆除 効果1ヶ月持続 |
マダニ | 8時間以内で駆除を始める、24時間後90%以上駆除 効果1ヶ月持続 | 24時間後ほぼ100%駆除 効果1ヶ月持続 |
メーカーからの数値を見ると、ノミに対してはネクスガードスペクトラの効果の効き始めの時間が早く、服用してすぐに効果が出ます。
また、マダニに対してはネクスガードスペクトラがほぼ100%駆除出来るのに対してシンパリカトリオは、90%以上の駆除となっています。
ダニの多い地域では、ネクスガードスペクトラのほうが安心してダニの駆除が行えることから、動物病院での取り扱いが多くなっています。
シンパリカトリオとネクスガードスペクトラの通販での価格
- シンパリカトリオとネクスガードスペクトラの現在の価格
- シンパリカトリオの価格を見てみる
ネクスガードスペクトラの価格を見てみる
基本的には獣医師の処方薬とのノミダニ予防薬ですが、個人輸入という形で通販で予防薬を入手できます。
動物病院での処方が難しい方は、通販での購入を活用してみてください。
通販での購入に関しては全て飼い主の自己責任となります。心配な方は獣医師と相談した上での購入を検討してください。
通販でフィラリア予防薬を購入するのに不安な方はこちらの記事を参考にしてみてください。
まとめ
シンパリカトリオとネクスガードスペクトラの大きな違いは価格と2kg以下の小型犬に対応した投薬量のパッケージの有無となります。
2kg以下のワンちゃんや薬代を節約したい方はシンパリカトリオが向いています。
ですが、シンパリカトリオは扱いのある動物病院が少ないため、すぐに予防薬を投薬したい場合には、動物病院での取扱いの多いネクスガードスペクトラを処方してもらいましょう。
愛犬の健康に加えて、最近ではマダニの被害は犬から人間にも報告されています。
また、犬の命を奪うこともあるフィラリア症は、予防薬の使用で確実に防ぐことができます。
定期的な予防薬の投与はとても大切です。 動物病院でワンちゃんにあったものを処方してもらい、安全、確実にワンちゃんの健康を守りましょう。
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