よだれやけ・髭やけの原因は主に「食事や飲み水」ですので、毎日のお手入れや食事で改善できます。
とはいっても、よだれやけの要因はワンちゃんによって様々ですので「なかなか直らない!」って方も多いと思います。
この記事では、犬のよだれやけを直すポイントを下記の5つに絞ってお伝えしていきます。
記事を読んだらすぐに出来るお手入れですので、日頃のケアで「ちょっと足りなかったかな?」という点がありましたら、ぜひ取り入れてみてください。
【犬のよだれやけの直し方のポイント】口の周りのお手入れ
よだれやけを直すには、口の周りをこまめに拭き清潔に保つことが重要です。
よだれやけの原因は口の周りの雑菌の繁殖や、よだれや涙に含まれるミネラル・タンパク質が酸化して茶色に変色するからです。
「普段からちゃんと拭いているけど、よだれやけが良くならない!」
というワンちゃんでも、ふき残しや拭いている回数が少ない場合があります。
効果的に口の周りをキレイにするポイントを参考にしてみて下さい。
こまめに拭くのが口の周りをキレイに保つポイント
効果的に口の周りをキレイにするには最低限【食事後・おやつを食べた後・散歩後・寝る前・水を飲んだ後】はしっかりと口の周りを拭いてあげることです。
特に食事後は、食べかすが付いているので拭き残しがないように拭いてあげましょう。
ドッグフードに含まれるタンパク質は酸化して茶色に変色するだけでなく、口の周りの雑菌の餌となり爆発的に菌が増えてよだれやけが酷くなってしまいます。
▼食事後の拭き取りだけで茶色→白▼
よだれが多い子はよだれが出ている時には、こまめに拭いてあげるのがよだれやけ改善のポイントです。
こまめに口の周りを拭くことで、雑菌の繁殖を防ぎ、よだれやけの原因を減らすことができます。
こまめに拭いているのになかなか改善されない場合には、タンパク質を溶かす重曹や市販のペット用のクリーナーを活用すると効果的です。
よだれやけに効果的なクリーナー
口の周りを拭いてよだれやけの改善に効果的なクリーナーは、タンパク質や雑菌を除去する効果があるものがおすすめです。
家庭でも簡単に作れるので「重曹クリーナー」はおすすめです。
重曹はタンパク質を分解してくれるので、雑菌の餌となるドッグフードの食べかすもしっかりと落としてくれます。
また作り方も簡単ですのでお試ししてみてください。
重曹水は安価で簡単に作れますが、長い毛の子は被毛がゴワつくこともありますので、毛がサラサラになるPet-Cool(ペットクール)は触りごごちも良くなるのでおすすめです。
▼Pet-Cool(ペットクール)で改善!▼
よだれやけを直すには、口の周りをこまめに拭いてあげるのが簡単で効果のあるお手入れになります。
長い毛の子・白毛の子・毛が茶色になってしまって拭き取りだけでは改善しない場合は、よだれやけしてしまった毛をトリミングし一度リセットすることで、よだれやけのお手入れがしやすくなります。
よだれやけで茶色に変色してしまった毛を元に戻したい場合は、トリミングして一旦リセットしてみましょう。
【犬のよだれやけの直し方のポイント】ドッグフードの選び方
よだれやけが気になる子のドッグフードの選び方は、以下のポイントに注意してください。
- プレミアムフード・グレインフリーのフードを過信しない
- 脂質・油分の多いフードを避ける
プレミアムフード・グレインフリーのフードを過信しない
よだれやけやなみだやけの原因について、一般的な情報では「添加物入りの粗悪なドッグフードが原因→品質の高いプレミアムフードがおすすめ」と言われることがあります。
しかし、これは必ずしも正解ではありません。
それはワンちゃんの体質やドッグフードとの相性がよだれやけの改善と密接な関係があるからです。
人間も食生活が合わないと肌荒れやニキビができるように、ワンちゃんもドッグフードとの相性でよだれやけが酷くなったりします。
そのため、よだれやけやなみだやけの改善には、愛犬の状態に応じて相性の良いドッグフードを選ぶ必要があります。
脂質・油分の多いフードを避ける
相性が良いドッグフードを選択する目安として、脂質・油分の少ないドッグフードを選ぶようにしましょう。
その理由として、毛が茶色に変色しやすくなるのは被毛に付いた油分が酸化することが原因となります。
ですので、脂質の少ない低脂質のドッグフードを選ぶことで、よだれやけを抑えることができます。
脂質量の目安
成長期を過ぎたワンちゃんは脂質10%以下のフードが理想的です。
フードの脂質量はドッグフードのパッケージの成分表に記載されています。ネットでも調べることができますので、購入前にチェックしてみてください。
また、フードや油分が多いドッグフード・オイルコーティングされているフードの特徴として、触るとベタつきがあります。
試供品などで実際に確認できるのであれば、触りごごちがサラッとしているものを選ぶようにしましょう。
ドッグフードと一緒に飲み水も見直すとより効果的
水道水やミネラルウォーターは、ミネラル含量が高くよだれやけの原因になります。
普段の飲み水を蒸留水や濾過水に変えることで、よだれやけの軽減になります。
個々のワンちゃんによってよだれやけの要因は異なりますので、実際にどんなフードを選べばよいのか?よだれやけが改善された実例を参考にしてみてください。
ドッグフードを変えて良くなったワンちゃん
ファルミナベットライフの体重ケアでよだれやけが改善されたワンちゃん。
※ファルミナベットライフの体重ケアは動物病院専売品となっていますので、かかりつけの動物病院でお尋ねください。
手作りフードで人気のPETOKOTO FOODS。
良質なフードで脂質が少なく水分もたっぷりと摂取できることから、涙やけやよだれやけで悩む飼い主さんから人気のドッグフードです。
シュプレモ成犬用からニュートロナチュラルチョイスチキンへ変えてよだれやけが改善したワンちゃん。
実際にフードを変えてよだれやけが改善した例をみると、ニュートロナチュラルチョイスチキン・PETOKOTO FOODS・ファルミナベットライフの体重ケア、この2つのフードの共通点として
- 脂質が10%以下と低脂質なフード
- 動物性タンパク質はチキンが原料
- 玄米・スペルト小麦など食物繊維が多い
といった共通点がありました。
ドッグフードを変える際の参考にしてみて下さい。
【犬のよだれやけの直し方のポイント】食器やおもちゃを清潔を保つ
食器や水飲み皿は毎日洗うけど、意外とお手入れされてないのが犬用のおもちゃ。
ワンちゃんの遊び方にもよりますが、おもちゃは基本的には1週間に1度を目安に洗って清潔に保つようにしましょう。
食器やおもちゃを清潔に保つことで、よだれやけや髭やけの原因となる雑菌がワンちゃんの口周りの毛に付着するのを防ぐことができます。
おもちゃや食器が清潔でない場合、雑菌が爆発的に繁殖し、口周りをこまめに拭いてたとしてもよだれやけ・髭やけをさらに悪化させます。
おもちゃを洗う場合には、口の周りのお手入れでも使える重曹水がお手軽で便利です。
唾液まみれになったおもちゃに付いた犬特有のニオイも、重曹ならスッキリと除菌・消臭ができます。
洗ったおもちゃは、雑菌の繁殖を抑えるため十分なすすぎと乾燥をさせてから遊ばせてください。
よだれやけ用グッズ・シャンプーについて
よだれやけ・髭やけのお手入れに使うグッズは、毎日使うのでコスパが良いものがおすすめです。
使用頻度が高くコストを抑えたいものとして、顔まわりを拭くグッズとして紹介したいのが「赤ちゃん用のおしりふき」
ペット用のウエットティッシュもありますが、コスパと安全性から赤ちゃん用のお尻拭きをおすすめしてます。
らくらく涙やけケアシート | あかちゃんふんわりシート | |
特徴 | 涙やけの原因のひとつ殺菌の繁殖を制御する成分を配合 | 赤ちゃんの肌にも使える安心感 |
価格 | 608円/60枚 | 1,980円/1,600枚 |
1枚単価 | 約10円 | 約1.2円 |
詳細を見る | 詳細を見る |
赤ちゃん用のおしりふきは、大容量で1枚当たりの単価も格安ですので、こまめに拭くグッズとして秀逸です。
ペットショップやホームセンターで見かける、ペット用のクリーナーは、ワンちゃんの状態によって効果があったり・なかったりがはっきりと分かれます。
口コミで効果がある!という商品でも実際使ってみたらイマイチ・・・ということもよくあります。
私的には、こまめに普段から拭き取りするお手入れが一番効果があると経験上感じています。
よだれやけ・髭やけにおすすめのシャンプー
【犬のよだれやけの直し方のポイント】歯磨きとデンタルケア
歯磨きとデンタルケア:よだれやけ防止の重要な要素
犬のよだれやけを効果的に防ぐために、歯磨きとデンタルケアの実践が重要です。このセクションでは、その理由と実例について詳しく説明します。
理由や根拠
- 口腔衛生の重要性:犬の口腔衛生は全体的な健康に直接影響します。歯石や歯肉炎が進行すると、口の中が炎症を起こし、よだれやけの原因となります。また、口臭もよだれやけを引き起こす要因の一つです。
- バクテリアの制御:歯磨きとデンタルケアは、口内の有害なバクテリアを制御するために不可欠です。これらのバクテリアが増殖すると、唾液によって口周りが湿り、よだれやけの原因となります。
実例
- 定期的な歯磨き:犬の歯磨きは、歯石の形成を防ぎ、歯肉の健康を保ちます。歯磨きペーストや歯ブラシを使用して、定期的に歯磨きを行うことが重要です。獣医師からの指導を受けることもおすすめです。
- デンタルチュー:デンタルチューは、噛むことによって歯の健康をサポートするために設計された特別なおもちゃです。これらのチューイングトイを提供することで、犬は自然な方法で歯の汚れを取り除くことができます。
- 専用のデンタルケアフード:一部の商用フードは、歯の健康を促進するために設計されており、歯磨きやデンタルチューと組み合わせて使用することができます。これらのフードは歯垢の蓄積を減少させます。
結論
歯磨きとデンタルケアは、犬のよだれやけの予防に不可欠な要素です。定期的な歯磨き、デンタルチューの提供、専用のデンタルケアフードの使用など、これらの実践を組み合わせることで、愛犬の口腔衛生を維持し、よだれやけを効果的に防ぐことができます。愛犬の健康を考え、獣医師のアドバイスを受けながら、適切な歯磨きとデンタルケアルーチンを確立しましょう。
犬の口内や喉に炎症や感染症がある場合も、よだれやけ・髭やけの原因となります。
歯周病や口内炎・喉の感染症などに罹ると、痛みや不快感からよだれが増加し細菌が繁殖しやすい環境になってしまうことが原因とされています。
愛犬の様子を観察し獣医師の診断が必要と感じた場合には、適切な処置を受けるようにしましょう。
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