イソジンと歯みがきのどちらも犬の口臭を消す効果がありますが、イソジンを使った口臭ケアは、愛犬に嫌な思いをさせるのでおすすめできません!
この記事では、愛犬の口臭をなくす方法を詳しく解説しています。
歯みがきが苦手な子でも歯みがきをする方法も紹介しています、参考にしてみてください。
イソジンと歯みがきでは歯みがきの方が効果ある
イソジンも歯みがきも口臭をなくす効果がありますが、歯みがきは口臭の原因となる食べかすや歯垢を歯みがきで除去することができ、口臭が発生する前に対処できます。
口臭の原因は
- 口の中が乾燥している
- 歯周病による歯肉の炎症
- 食べ残し・歯垢にいる細菌の臭い
ほとんどが犬の口内環境の悪化が原因となっています。
ですので、犬の口臭をなくすには、食べかすや歯垢の除去し口内環境を整えることが何よりも重要となります。
一方でイソジンは、口臭の原因となる細菌を殺菌して口臭をなくすことはできますが、歯垢や食べかすの除去はできません。
歯みがきは口臭が発生する前から予防的な処置が出来る点で、イソジンよりも口臭に効果があると言えます。
歯磨きが嫌い!という子でも歯磨きができることで口臭だけでなく、歯周病予防にも効果があるので、歯磨きができるように努めていきましょう。
歯みがきが苦手な子には歯磨きジェルが効果的
歯みがきが苦手な子に歯みがきをさせるには、歯みがきの練習を何度もして歯みがきに慣れさせる必要があります。
ですが、多くのワンちゃんが、歯ブラシを口に入れるのを嫌がります。
歯ブラシを嫌がるワンちゃんには、嗜好性の高い歯みがきジェルなどを上手に活用すると、歯みがきが苦手な子でも短期間で歯みがきが出来るようになります。
歯磨きジェルの販売ページでは、歯磨きが嫌いな子が歯ブラシを喜んで舐める姿が動画で視聴できます。→動画を見てみる
歯ブラシを口に入れることを嫌がるワンちゃんには、最初はジェルを舐めるだけでも歯垢予防、歯石予防ができます。
ですので、歯磨きがまだ出来ない時期でも、ある程度の口臭予防ができます。
イソジンで口臭対策をおすすめしない理由
犬はうがいができないから、ヒトと同じようにイソジンを使っても、嫌な味が口に残るだけで、犬にとっては大迷惑。
少量では問題はないという報告がありますが、イソジンを飲み込む危険性について、イソジンの製品ページでは以下の記載があります。
イソジン®うがい薬で作ったうがい液は、少量誤飲した程度では健康上の問題が生じることはほとんどないとの報告があります。有効成分ポビドンヨード(PVP-I)から遊離するヨウ素は消化管で低毒性のヨウ化物となり、主に尿中に排せつされます。ポリビニルピロリドン(PVP)はそのまま排せつされます。 ただし大量に飲んで嘔吐、腹痛などがあらわれた場合は片栗粉や小麦粉を水に溶かしたものや牛乳を飲ませ、医療機関を受診してください。また、甲状腺機能亢進症の方で誤飲するリスクをおもちの場合は、イソジン®の使用前に医師や薬剤師にご相談ください。
イソジン製品のQ&A
イソジンの殺菌効果で口臭の原因となる細菌を殺菌でき口臭を消す効果はあるけど、それは一時的なもので、細菌が繁殖するとまたすぐに口臭は戻ってしまいます。
何回もイソジンでうがいをして愛犬に嫌な思いをさせ、嘔吐や下痢になる可能性が少しでもあるなら「使わない方がいい」となります。
そもそも、イソジンは消毒目的で歯肉炎の炎症を鎮める効果はありません。
犬の歯肉炎の治療の際に、獣医師が消毒目的としてイソジンを使用することがあるので、歯肉炎に効果があるという不正確な情報がネットで流れたりしています。
不確かなネットの情報で愛犬の健康を害さないように気をつけましょう。
まとめ
イソジンでも歯磨きでも愛犬の口臭を抑えることができますが、口臭の予防効果が高い歯磨きが口臭ケアにはおすすめです。
歯磨きは口臭の予防だけでなく、歯周病の予防にも効果があります。
歯周病は重篤な病気のリスクを高めますので、歯磨きが苦手な子には、歯磨きジェルを活用して歯磨きの習慣化に努めましょう。
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